回復期リハビリテーション病棟

診療科のご案内

回復期リハビリテーション病棟

部長 平田 知大
医師 松本 謙二

当院では、平成13年9月に滋賀県下で初の認可を受け運用を開始いたしました。
患者様・ご家族様に寄り添いながら、入院中のリハビリテーション治療を支え、退院後もより良い在宅生活を送っていただけるよう、支援させていただいております。

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患・大腿骨頚部骨折などの患者様に対し、「寝たきりの防止」と「家庭復帰」を目的とした、集中的なリハビリテーションを行う病棟です。
当院の回復期リハビリテーション病棟では、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカー等の他職種が連携して、患者様の日常生活を送っていただけるように、退院後の生活支援にも積極的に取り組んでいます。

当院回復期リハビリテーション病棟の特徴
チームアプローチの実践
毎日のカンファレンス、病棟・病室内での日常生活動作練習など他職種が連携し、患者様の一日も早い在宅復帰・社会復帰を目指します。

患者家族参加型看護の実践
入院生活上、問題となる事を患者様・ご家族様に参加していただき、計画の立案から問題の解決まで一緒に行っています。在宅生活を視野に入れ、在宅で問題となる事を一緒に抽出し解決していきます。

365日、年中無休でリハビリテーションを提供
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリテーションを土・日・祝日を問わず365日提供します。

退院前訪問指導・退院前カンファレンスを積極的に実施
ご自宅を訪問し、患者様に合わせた移動方法の確認や手すりの設置など具体的に提案させていただきます。また、退院後、地域で安心して在宅生活を送っていただけるように、ケアマネジャー・介護保険事業所等と積極的に話し合いを行なっています。

施設基準
回復期リハビリテーション病棟入院料1
●入院の対象となる方
・ 脳血管疾患(脳出血・脳梗塞等)、脊髄損傷の発症または手術後2ヶ月以内
・大腿骨、骨盤、脊椎等の骨折の発症または手術後2ヶ月以内
・外科手術、肺炎等の治療時の安静による廃用症候群*。発症後または手術後2ヶ月以内

廃用症候群とは・・・   身体の安静が長く続くことにより起こる心身の様々な低下症状の事です。
上記の疾患等があり、入院し集中的にリハビリテーションを行われることにより回復・在宅復帰の可能性がある方

職員の構成

【医師】
  全身状態の管理や医学的治療を行い、リハビリテーションチームのリーダーとして各スタッフへ支持を出します。また、病状や障害の予後・今後の方針についてご説明いたします。

【看護師および看護助手】
  在宅での生活を視野に入れ、入院中の日常生活動作の拡大や自立に向けての援助や指導を行なっています。また、入院生活での精神的なサポートや入院生活環境の調整などを行い、困難なく生活できるように配慮をしています。退院調整においては、リハビリ担当者やソーシャルワーカーなど他職種との連携を図り、退院後の生活に不自由のないように調整しています。

 

【理学療法士】
  患者様と共に様々な運動を行い、関節可動域や筋力といった身体機能の改善を図ります。また、起き上がりや立ち上がりなど日常生活に必要な基本動作や歩行、階段昇降の獲得を目指し支援します。

 

【作業療法士】
  日常生活に必要な食事や更衣・排泄・入浴など様々な動作の獲得を目指します。また、調理器具を用いた家事練習や個人の生活に合わせた応用動作練習も積極的に行います。退院後に必要な福祉用具の選定も行います。

 

【言語聴覚士】
  言語障害によりコミュニケーションに支障をきたしている患者様に対し、円滑に意思伝達が図れるようにリハビリを行います。また、嚥下機能(飲み込む能力)が低下している患者様に対しては、実際の食事場面に介入し、安全に食事が行えるように援助を行います。

 

【薬剤師】
  医師の処方箋に基づいた薬剤の調剤を行い、薬剤の有効性・安全性の確認を行います。
また、患者様へ薬剤についての情報提供と退院を見据えた服薬管理のサポートを行います。

【管理栄養士】
  元気にリハビリテーションに励んでいただくために、食事を大切に考えています。
栄養への配慮はもちろんの事、「セレクトメニュー」により、楽しい食事を・・・

【臨床心理士】
  カウンセリングを専門としています。病棟をまわって患者様やご家族様とゆっくりお話を聴かせていただくなかで、入院生活や退院後の生活をより自分らしく過ごしていただけるようお手伝いをいたします。なお、精神面でのフォローが必要な場合など、ご希望があれば定期的なカウンセリングを行います。

【ソーシャルワーカー】
  社会福祉の観点から、入院生活や退院後の生活に向けた支援を行います。
その人らしさを大切にし、必要に応じ地域関係と連携を図りながら生活上の不安や心配事を一緒に考え、解決へ向けたサポートをさせていただきます。

入院から退院までの流れ

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退院

患者様の1日のスケジュール

入院までの手続き

・ 現在入院中の主治医又は医療ソーシャルワーカーとご相談の上、お申し込み下さい。
・ ご相談頂いてから入院のご案内までに時間を要すこともございます。
・ 入院相談・病院見学については随時お受けしています。お気軽にまずは電話でお問合せ下さい。

お問合せ先/患者サポートセンター TEL:077‐587‐1332(代表)